漫画の感想でも
ずいぶんとご無沙汰している。おじさんにはむかないプログの書き込み。酒を飲むともうだめだし、奥さんを無視してるみたいになるのもねぇ。でも週に6-7冊読むマンガの感想なんて書いてみたいなぁ。雑誌ごとの感想からやってみようかな?
佐々木 譲: うたう警官
「笑う警官」から北海道警察のシリーズが有名な佐々木譲、一冊読んでみようというのがこれ。実は題名が違うけど今は「笑う警官」として発刊されてるらしい。待ちが少なかったのでこちらを借りた。「バンドを組む」という言い方で、警察組織を相手に同僚の無実の罪を晴らすというかたゆでたまごな話。
佐伯 泰英: 万両ノ雪―居眠り磐音江戸双紙 (双葉文庫)
師走の喧騒が江戸に漂う頃、筑前若松を発った坂崎磐音とおこんは帰府の途次
にあった。一方、南町奉行所年番方与力の笹塚孫一は、厄介な事態に直面して
いた。六年前、笹塚が捕縛した男が島抜けし、江戸に向かったというのだが…
北村 薫: 盤上の敵
我が家に猟銃を持った殺人犯が立てこもり、妻・友貴子が人質にされた。TV局の人間だからわかる報道の現場。警察を出し抜き、TV局の同僚を仲間にして、
とワイドショーのカメラに包囲され、「公然の密室」と化したマイホーム!末
永純一は妻を無事に救出するため、警察を出し抜き犯人と交渉を始める。はた
して純一は犯人に王手をかけることができるのか?誰もが驚く北村マジック。
佐伯 泰英: 荒海ノ津―居眠り磐音 江戸双紙 (双葉文庫)
豊後関前を発った坂崎磐音とおこんは福岡藩の御用達商人箱崎屋の招きに 筑前博多に寄る。若侍と武家娘を助けてみたり、どこに行っても戦いを招くのは事件を引き寄せるコナンや金田一みたいだね。江戸ではぽっかり穴が開いたように感じる周りの人々の話も少しづつ進む。品川家はそして10年ぶりの幼馴染 の通との関係は?ほほえましいシーンも交えて物語が進みます。
浅田 次郎: 血まみれのマリア―きんぴか〈2〉 (光文社文庫)
前読んだと思うけど、また読みました。やっぱり浅田次郎のべらんめぇ口調の物語は一番面白いのかも。
北村 薫: 玻璃の天 (文春文庫)
最近は図書館利用とブックオフしか使わない私が読み物を失い、大崎で買い求めたのは北村薫です。「街の灯」も似たような状況で買ったような。お嬢様の物語は「覆面小説家」のシリーズに近いところがありますが、こちらの昭和初期のお話は相変わらず古典等に造詣の深い作者ならではの世界ですが、確かに現代にこの話をしようとしても、円紫師匠以外、こんな知識あるわけないよ。昭和初期のセレブならありえるかもというところが良い設定なのでしょう。迫り来る軍国主義もありかも。
佐伯 泰英: 鯖雲ノ城―居眠り磐音 江戸双紙 (双葉文庫)
海路三十余日、速吸瀬戸を過ぎり、豊後関前を目指す御用船正徳丸。舳先に立 った坂崎磐音とおこんは断崖に聳える白鶴城を望んでいた。と説明にありますが、磐音の関前での活躍と結婚式の話です。また商人と役人の癒着が始まってしまった関前で、悪徳商人や腕の立つ武士と戦うわけですな。さて江戸までの帰りの道中はいかに… (★★★)
石田 衣良: 骨音 池袋ウエストゲートパーク3
相変わらずの「俺」だけど、今回は池袋のホームレスからの依頼。で答えは近くに。これは一種の探偵ものなんでしょうかね。解き明かし、追い詰めていく様子は面白いですね。今回は「おふくろの活躍」の場面もある、少女との交流。地域通貨、レイブというコンサートというかクスリというかの世界を描いたり、多様な人たちとの交流や若者文化が理解できて面白いですね。携帯電話が若者を貧乏にしているみたいな意見が出てくるけど、ホントにそうかもしれないなぁ。ここまでで唯一あった主人公の濡れ場もなかなか良いのでは。映像化されたときの主人公が長瀬だったんだろうなと、ときどきダブッてしまうのがたまにきず。 (★★★★)
石田 衣良: 少年計数機―池袋ウエストゲートパーク〈2〉 (文春文庫)
読み出すととまらないのは石田衣良もいっしょかな。町のチンピラたちの話のようなのに、時代を見事に拾い上げる手法はたいしたものです。唐突にLDの少年が出てくるけれど、可愛がる気持ちが溢れてくるんだなぁ。そんな気持ちは言葉では書いてないのに伝わってくる。歩き方がおかしくて時間がかかるのを待ってあげるところもいいんだけど、インラインスケートを教えちゃったりするところがまたいいんだよなぁ。公園に久しぶりに戻って来た少年を待つシーンとかうまいよね。高齢者からの依頼で動く銀十字という話も高齢者関係の仕事をしていた私には面白いところだったけど、まあちょっとさらっとしか描けてないか…。高齢の二人の犯罪者の若者に対する対処のしかたとか良かったし、二人で140歳を超えるダチが二人できただけという主人公の思い。これも余韻の残る表現した。しかしWGPは長く続いてるシリーズなのね。知らなかった。 (★★★★)
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